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注文住宅の打ち合わせ期間や回数はどれくらい?流れや注意点、コツも解説

注文住宅の打ち合わせ期間や回数はどれくらい?流れや注意点、コツも解説

注文住宅を新しく建てるときには工務店やハウスメーカーと何度も打ち合わせが必要です。

 

家づくりを行なう工程は人それぞれですが、どのような流れで進むのか知っておくとより有意義な時間にすることができるでしょう。

 

そこで今回は、家づくりの打ち合わせとその期間について解説いたします。

 

※本記事で解説する打ち合わせはアイムの家の具体例ではなく、一般的な打ち合わせの流れです。

 

そもそも注文住宅の打ち合わせとは?

 

ハウスメーカーや工務店によって内容は異なりますが、注文住宅の打ち合わせは大まかに下記のような内容に期間を設け行います。

 

・工事着工前に資金、間取り、住宅設備、仕様の打ち合わせ

・建築中に図面通りかの確認

・完成後に最終的な確認事項の打ち合わせ

 

打ち合わせをする相手は工務店やハウスメーカーの設計担当や建築士で、会社によってはインテリアコーディネーターも同席することがあります。

 

家づくりは間取りや設計プランが決まらなければ始まらないので、着工前の打ち合わせが一番入念に行なわれます。
着工前の打ち合わせが長引くほど家の完成期間も延びます。

 

建築中の打ち合わせはプラン通りに工事が進んでいるかの確認を行ないます。
会社によってはこの時点で壁紙の仕様や、コンセントやスイッチの位置を決めることがあります。

 

「打ち合わせに疲れた」という声もある

注文住宅の建築を決意するまでにモデルハウスをひたすら巡ると、今までの人生にないほど建築の話に触れると思います。

 

建築を依頼するハウスメーカーを決めたあとも専門業者と構造体・屋根・壁紙・外構・間取り・水回りの設備などの仕様も専門業者から提案を受けたあとに、自分たちで決めていかないといけないと思うと疲れてしまうでしょう。

 

しかし、住宅の購入は人生でそう何度もあることではないため、楽しんで打ち合わせに臨みましょう。

 

ハウスメーカーが主体となって話を進めていると、まれに意識の違いが生まれて疲れてしまうというケースもあります。

 

そんな時は、積極的に自分の家をどうしたいか提案することによって打ち合わせを楽しむことができるでしょう。

 

注文住宅の打ち合わせ期間・回数

注文住宅の打ち合わせは全部で10~15回ほど行なわれます。
工事の着工前に5~10回ほど行なわれ、建築中に1~4回、完成後に1~2回打ち合わせを行います。

 

着工前の打ち合わせの数に大きな開きがあるのは人それぞれ建てる家が違うからです。
家に対してこだわりが強い人ほど打ち合わせの数が増え、ある程度決まっている人は打ち合わせはすぐに終了します。

 

着工前の打ち合わせは約3ヶ月~6ヶ月の間に行われます。
打ち合わせの数が多い人であれば、1年~2年かかることもありますが、一般的には新居に住むタイミングがある程度決まっている人が多いので、それを逆算して調節されます。

 

打ち合わせにかかる時間は内容によってまちまちですが、約1~3時間かかり長時間に渡ります。

 

注文住宅の打ち合わせの流れ-大きく3ステップ

 

打ち合わせのステップを大きく分けると下記の3つになります。

 

・ステップ1.着工前の流れ

・ステップ2.着工後の流れ

・ステップ3.引渡し前の流れ

 

ここではそれぞれのステップでどのような打ち合わせをするのか解説します。

 

ステップ1.着工前の流れ

 

着工前の打ち合わせでは住宅の間取り、設備の仕様、費用について打ち合わせます。
このタイミングでどのような家を作りたいのかをしっかりと伝えましょう。

 

着工前の打ち合わせは5~10回ほど行なわれますが、絶対に譲れない条件や希望を明確に伝えましょう。
なるべく明確にしておくことで確認する手間を省くことができます。

 

ただし、住宅に対する希望は全て叶えられるわけではありません。
希望する内容が技術的に不可能だったり、法律によって制限されたりするので、あくまでも施工会社と認識をすりあわせるイメージで提案しましょう。

 

また、予算についても明確にして伝えましょう。
予算について話し合っておかないと予算を大幅にオーバーした金額を提示されることがあります。

 

ステップ2.着工後の流れ

着工後の打ち合わせは1~4回ほど行なわれます。
この打ち合わせでは設計通りに工事が進んでいるかを確認します。
依頼した内容と違っていたり、変更したい箇所があったりする場合には早めに伝えておきましょう。

 

また、このタイミングでコンセントの詳しい位置や壁紙の仕様を決めることもあるので、予算を考えながら決めておきましょう。

ステップ3.引渡し前の流れ

住宅が完成した後に1~2回打ち合わせを行ないます。

 

特に問題がなければそのまま引き渡しへと移行しますが、依頼内容と明らかに異なる場合や工事に問題がある場合には修正を依頼しましょう。

 

注文住宅の打ち合わせの注意点3つ

住宅を建てるということは何度も修正できるようなものではないので、1回の打ち合わせごとに慎重に準備しましょう。
ここでは以下の3つのパターンで注意点を解説します。

 

・着工前の注意点

・着工後の注意点

・引渡し前の注意点

 

それぞれ詳しく解説します。

 

着工前の注意点

 

着工前の打ち合わせでは住宅の設計や仕様を決めていきます。
施工会社側で住宅の仕様についてはメモを取りながら決めていきますが、あとからトラブルにならないようご自身でもメモをとっておきましょう。

着工後の注意点

着工後の打ち合わせでは少しでも違和感があったらすぐに担当者に聞くようにしましょう。
なるべく早く伝えることによって修正点があったときでも工事をしている人の負担も減らすことができます。

引渡し前の注意点

引き渡し前の打ち合わせは「完成検査」をかねて行なわれます。
完成検査では設計図通りの間取りや仕様になっているか、住宅内にキズや汚れがないかを確認します。

 

完成検査時にOKを出したあとに欠陥箇所を見つけたとしても、やり直してもらえないことがあります。
最終的な疑問を解決する場でもあるので、積極的に質問しておきましょう。

 

注文住宅の打ち合わせのコツ5つ

住宅の打ち合わせは長期にわたりますが、あらかじめ準備しておくことでなるべく短く打ち合わせを終えることができます。
押さえておきたい打ち合わせのコツは以下の5つです。

 

・予算をしっかり固める

・スケジュールをしっかり立てる

・こだわりたい条件の優先順位を決めておく

・記録を取りながら疑問や不安を共有する

・事前準備を怠らない

 

コツを押さえて打ち合わせをスムーズに進めましょう。

予算をしっかり固める

注文住宅の施工を依頼するよりも前に予算については上限を決めておきましょう。
注文住宅では設備の内容やグレードによって価格が大きく変わります。
あらかじめ予算の上限を伝えておくと、施工会社から予算内に収まるように調節してもらえます。

スケジュールをしっかり立てる

家づくりは3ヶ月~半年、長ければ1年かかることなので、おおよそのスケジュールを立てておきましょう。
打ち合わせが長引いてしまえば、家の完成が遅れてしまいます。

 

最終的なスケジュールは施工会社の担当者と打ち合わせで決まりますが、入居したい日が決まっていて、家の完成時期をずらしたくないのであれば、あらかじめ入居希望日を伝えておきましょう。

こだわりたい条件の優先順位を決めておく

注文住宅はある程度自由に作ることができるため、全部にこだわってしまうと簡単に予算がオーバーしてしまいます。
例えばキッチンには予算をつかうなど家の中でこだわる部分とこだわらない部分を分けて、予算にメリハリをつけましょう。

 

打ち合わせの際にこだわりたい条件の優先順位を伝えておくことで、施工会社の担当も提案しやすくなり、建築後にイメージと大きく違ったというミスも防げます。

 

記録を取りながら疑問や不安を共有する

注文住宅を建てる時には自分の希望を伝えるのはもちろん、施工会社の話をしっかり理解するということも重要です。
どうしても説明をするときになると専門用語が多くなり、分かりにくい部分がでてくることがあります。

 

そういったときに疑問を解消しておかないと、認識にズレが生じる原因となってトラブルの原因となってしまう場合があります。

 

事前準備を怠らない

施工会社とスムーズに打ち合わせを進めるためには事前準備を整えることが重要です。
聞いておきたいことがあれば、必ずメモしておきましょう。

 

また、住宅についての知識を付けておくこともおすすめです。
相手の話が理解しやすくなるので、打ち合わせを円滑に進められるでしょう。

 

注文住宅の打ち合わせに関するよくある質問

注文住宅の打ち合わせは住宅の出来を左右する重要なステップです。
ここでは以下の打ち合わせに関するよくある質問について解説していきます。

・注文住宅の打ち合わせに回数制限はある?

・注文住宅の打ち合わせが進まない場合はどうすればいい?

・注文住宅の決めることリストの内容は?

 

それぞれ詳しく解説します。

注文住宅の打ち合わせに回数制限はある?

注文住宅の打ち合わせに回数制限はありません。

そのため、納得いくまで何度も打ち合わせることができます。

 

ただし、中には「〇回目以降の打ち合わせは〇円かかる」というハウスメーカーもあるので、その場合は予算と相談して打ち合わせを行ないましょう。

 

注文住宅の打ち合わせが進まない場合はどうすればいい?

人手の足らない工務店や提案力のない会社ではなかなか打ち合わせが進まないといったことがあります。
施工会社を待っていても話は進まないので、最終的に入居したい日付が決まっているならこちらから連絡して、打ち合わせの時間を作ってもらうようにしましょう。

注文住宅の決めることリストの内容は?

注文住宅で決めることのリストを以下にまとめた。

ぜひ参考にしてみてください。

 

家づくり

何部屋欲しいかの間取り

どんな空間が欲しいのか

こだわりポイント

どんな構造で建てるか

サッシの断熱性能

換気や空調の方法

どこのハウスメーカーに依頼するか

断熱材は何を使うか

 

 

土地

住むエリアを決める

土地を見にいく

大きさを決める

通勤・通学の距離を決める

土地をリストアップしてもらう

 

手付金の額を相談する

 

 

 

住宅ローン

毎月の返済額を決める

予算の上限を決める

ボーナス返済をするのか決める

予算を土地、住宅、諸費用に振り分ける

頭金の金額を決める

借入年数や金利タイプを決める

親からの援助はあるか確認する

ローンを利用する金融機関を決める

 

 

まとめ:注文住宅の打ち合わせで疑問や不安を改善しよう

施工会社との打ち合わせは合計で10~15回ほど行なわれます。
妥協せずに住宅を完成させるためには、綿密に打ち合わせをする必要があります。

 

したがって、事前に準備しておくことでスムーズに進めることができます。

 

重要となるポイントはいくつもありますが、特に予算については打ち合わせの前に明確にしておきましょう。
あらかじめ予算を伝えることでその後の打ち合わせをかなり円滑に進めることができます。

 

「アイムの家」では、お客様のライフスタイルに合わせた新築注文住宅を提供しています。
豊富な経験を活かして、どんなに些細なお悩みでもお客様に寄り添って提案いたします。

お気軽にお問い合わせください。

※金利や制度は2022年2月時点のものです

コラム監修者情報

木場昌也

二級建築士/ 1級施工管理技士
【現場管理】注文住宅・店舗 110棟
【販売】注文住宅 79棟

入社歴23年。8年現場監督経験を経て営業職に。
震災後は県内の品質管理、着工数の平準化を図るため工事管理職に従事。また注文住宅の安定供給、品質賞の受賞に携わる。
その後、ZEH普及、高気密・高断熱商品の開発、販売、店長職を兼任。

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