仙台市青葉区の土地相場は?青葉区の特徴や地価、土地価格をリサーチ
109万人が暮らす仙台市で、もっとも人口の多い区が青葉区です。
人気の住宅街もたくさんあるこの街で土地を購入すると、どれくらいの価格になるのでしょうか。
仙台市青葉区の特徴や土地相場についてリサーチしました。
仙台市青葉区の地域情報
仙台市青葉区は、仙台駅を中心に多くの商業施設が集まる繁華街であり、大企業の支社や地元の大手企業が集まるビジネス街でもあります。
その周りに、約31万もの人が暮らす住宅街が広がっているのです。
交通の便が良く、JR線や地下鉄が縦横に通るほか、各駅からはバス便も充実しています。
また、スーパーやコンビニ、病院など必要な施設も点在しており、生活に困るような環境は少ないエリアでもあります。
仙台市青葉区の土地平均購入価格
仙台市青葉区で土地を購入すると、どれくらいの価格になるのでしょうか。
実際の取引価格をもとにしたデータを参考に、土地相場を見ていきましょう。
国土交通省が公表する直近4年間の不動産取引価格をまとめたデータによると、仙台市青葉区の土地価格の相場は
・坪単価30万円
・1m2あたりが約9.1万円
となっています。
仮に40坪の土地であれば1,200万円、50坪なら1,500万円くらいが、仙台市青葉区の土地相場といえそうです。
ただし、土地の価格は周辺環境や形状、売主の事情などさまざまな条件によって変動するため、上記価格は参考までにご覧ください。
ちなみに、大手不動産ポータルサイトで販売されている土地をみると、坪単価が20~40万円、50m2前後が多く、土地価格は1,500万円前後がよくみられます(2019年12月時点)。
仙台市青葉区の地価ランキング
土地価格を決める指標の一つに、国土交通省で毎年公表する「公示地価」も参考になります。
これをもとに、仙台市青葉区の住宅街の地価上位10傑を見ていきましょう。
順位 | エリア | 地価 |
1位 | 上杉6丁目 | 322,000円/m2(坪単価:1,064,462円/坪) |
2位 | 上杉5丁目 | 315,000円/m2(坪単価:1,041,322円/坪) |
3位 | 堤通雨宮町 | 245,000円/m2(坪単価: 809,917円/坪) |
3位 | 広瀬町 | 245,000円/m2(坪単価: 809,917円/坪) |
5位 | 大手町 | 235,000円/m2(坪単価: 776,859円/坪) |
6位 | 土樋1丁目 | 228,000円/m2(坪単価: 753,719円/坪) |
7位 | 米ケ袋2丁目 | 226,000円/m2(坪単価: 747,107円/坪) |
8位 | 柏木1丁目 | 220,000円/m2(坪単価: 727,272円/坪) |
9位 | 柏木2丁目 | 205,000円/m2(坪単価: 677,685円/坪) |
10位 | 八幡3丁目 | 203,000円/m2(坪単価: 671,074円/坪) |
上記の地域は、JRと地下鉄南北線の乗換駅となる「北仙台駅」や、「北四番丁駅」「愛宕橋駅」(いずれも地下鉄南北線)から徒歩15分圏にある地域で、仙台市青葉区全体の相場より高い地価となっています。
ただ、仙台市青葉区で土地を探している方は、駅近の物件を求めるより、車やバスで移動することを前提にされる傾向にあります。
仙台市青葉区の土地評価額の動向
ここ数年、仙台市青葉区の土地評価額は上昇傾向にあるようです。
人口が増加しているなどの要因で、区内にある140地点(商業地を含む)の公示地価はすべて上昇傾向。
住宅地だけを見ても、前年比で5%ほどアップしています。
近年の傾向として、駅近で便利な地域の物件を求める方が増えており、これも評価額上昇の一因になっているようです。
公示地価が上昇しているということは、実際の不動産取引価格も上昇傾向にあるということですので、いい土地を探している方は早めに動いた方が良さそうです。
まとめ
宮城県だけでなく、東北一円から人が集まる地域が仙台市青葉区の特徴です。
特に東日本大震災以降、復興需要による公共事業が増えたことで、比較的に暮らしやすい仙台市青葉区に人が多く集まる傾向にあるようです。
こうした傾向はしばらく続きそうで、土地価格や相場も上がっていくことが予測されるでしょう。
コラム監修者情報
木場昌也
二級建築士/ 1級施工管理技士
【現場管理】注文住宅・店舗 110棟
【販売】注文住宅 79棟
入社歴23年。8年現場監督経験を経て営業職に。
震災後は県内の品質管理、着工数の平準化を図るため工事管理職に従事。また注文住宅の安定供給、品質賞の受賞に携わる。
その後、ZEH普及、高気密・高断熱商品の開発、販売、店長職を兼任。