この街に家を建てようと考えている方にとって、土地の価格も気になるポイントの一つでしょう。今回は、仙台市宮城野区の特徴や土地相場について紹介します。

仙台市宮城野区の地域情報

仙台市宮城野区には国道4号や国道45号が通り、またJRの貨物駅（宮城野貨物駅）や仙台港もあり、物流の拠点として栄えたエリアです。

通勤・通学も、JR東北線や仙石線が使えて比較的に便利。

近年は、岩切駅や小鶴新田駅の周辺で再開発が進み、人気のある住宅地として発展しています。

区内には榴岡公園や宮城野原公園などの大きな公園もあって、仙台市民の憩いの場として賑わいます。宮城野原公園内には、東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地「楽天生命パーク宮城」もあり、試合観戦も楽しめそうです。

仙台市宮城野区の土地平均購入価格

仙台市宮城野区の土地価格は、どれくらいなのでしょうか。

実際の取引価格データをもとに、土地相場を見ていきましょう。

不動産取引価格をまとめた国土交通省のデータによると、仙台市宮城野区の土地価格の相場は以下のようになっています。

・坪単価39.6万円

・1m2あたりは約12.0万円

この価格は、青葉区全体の平均よりも3割ほど高くなっています。

仙台市5区でもっとも人口が多いのは青葉区ですが、人口密度は宮城野区がいちばん高く、土地相場にも反映されているといえそうです。

ただし、個々の土地価格に関しては、土地の形状や周辺環境などさまざまな事情によって変わりますので、上記価格は参考までにご覧ください。

なお、2019年12月現在で大手不動産ポータルサイトに掲載されている売り出し中の土地を見ると、坪単価が33.9万円、1,500～2,000万円くらいの物件が多く見られます。

仙台市宮城野区の地価ランキング

仙台市宮城野区で、人気のある住宅地はどこでしょうか？

ここでは、国土交通省では毎年公表する「公示地価」をもとに、仙台市宮城野区の住宅街で地価の高いエリアをまとめました。

仙台駅に近い小田原エリアは高いものの、2位以下の地点は青葉区のTOP10よりもリーズナブルです。

公示地価だけでみれば、宮城野原駅、小鶴新田駅、福田町駅から徒歩15分圏の住宅地が高値で取引されていることがわかります。

ただ、仙台市宮城野区で土地を探している方は、駅近の物件を求めるより、車やバスで移動することを前提にされる傾向にあります。

仙台市宮城野区の土地評価額の動向

宮城野区全体でみると、土地評価額は上昇傾向にあります。

主な要因として、60坪以上の比較的に広い土地を購入される方が多くなっていること、また、あまり広くない土地でも駅近の物件を購入される方が増えていることなどが、区内全体の価格を押し上げる一因になっているようです。

公示地価の上昇率でみると青葉区ほど高い伸び率ではないものの、小田原エリアだと前年比で10％ほど、新田や田子、高砂あたりでも3～5％の上昇がみられます。

公示地価が上昇すれば、実際の不動産取引価格も上昇傾向にあるということです。

宮城野区で土地をお探しの方は、早めに動いた方がお手頃価格で手に入るかもしれません。

まとめ

都心回帰といわれて久しくなりますが、仙台市宮城野区でも仙台駅に近いエリアで再開発の進む地域に人気が集まっています。

一方で、岩切駅や小鶴新田のように交通の利便性から人気が出ている街もあり、区内各地で地価上昇の傾向が高まりつつあります。

こうした傾向はしばらく続きそうで、土地価格や相場も上がっていくことが予測されるでしょう。