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宮城県で子育てに適した地域はどこ?安心して暮らせる宮城県のおすすめエリア紹介

宮城県で子育てに適した地域はどこ?安心して暮らせる宮城県のおすすめエリア紹介

東北地方の行政と経済の中心地として栄える宮城県は、ほどよい自然も残り暮らしや子育てのしやすい地域としても知られます。

県庁所在地の仙台市を始め、漁港の街として栄えた石巻市、「住みやすさランキング」の上位常連の名取市など、さまざまな顔を持つ宮城県の市町村について、子育ての観点から街の魅力を紹介します。

子育てしやすい街はどんな街?”子育てしやすい”の条件

子育てに励んでいる方々にとって、家を建てるなら「子育てしやすい地域」を選ぶのは当然のことでしょう。では、子育てしやすい地域とはどんな特徴があるのでしょうか。

大きく分類すると

  • 子育て関連施設が充実している
  • 交通の便
  • 自治体の制度
  • 治安

と言ったポイントが挙げられます。

 

たとえば、学校や病院など「子育て関連施設が充実している」エリア。
通学も便利で、何かあっても安心して過ごせるでしょう。
近所に大きな公園があれば、子どもたちものびのびと育てられます。

 

どのご家庭でも、「交通の便」も気になるでしょう。
通勤や買い物、休日のお出かけを考えると、広い道路がある、電車やバスなどの公共機関のアクセスが良いなどもポイントに。

 

また、「自治体の制度」にも注目したいところ。
子どもの医療費助成や、子育てをサポートしてくれる制度なども育児世代には助かります。

 

そして「治安」もポイントです。
治安が良くない地域では子どもや女性が不安になります。子どもや女性一人でも安心して暮らせるエリアは子育てしやすいと言えるでしょう。
こうしたポイントを踏まえ、宮城県で「子育てしやすい地域」を探していきましょう。

宮城県で子育てに適したおすすめエリア

仙台市

宮城県で「子育てしやすい地域」といえば、仙台市をイメージされる方は多いと思います。

まずは仙台市全域について紹介します。

 

東北最大の都市である仙台市は、人口が約108万人。
仙台駅を中心に、オフィスや商業施設、病院、学校などが集まり、子どもから高齢の方までいつも賑わっています。
転勤族が多い街としても知られ、宮城県民だけでなく全国各地から人が集まっているのも仙台の特徴です。

街だけでなく、豊かな自然が残っているのも仙台市の魅力。
ちょっと車を走らせれば緑豊かな「杜の都」にふさわしい子育て環境もたくさんあります。作並温泉や秋保温泉といった観光地も仙台市です。

また仙台市では、育児世代を支援するサービスも充実しています。

市内の保育園や小規模保育施設などには一時預かりサービスがありますし、子どもを「預かって欲しい人」と「預かれる人」をマッチングする「仙台すくすくサポート事業」といったサービスも育児世代に喜ばれています。
仕事も、ショッピングも、レジャーもすべて集約されている仙台市なら、不自由することなくゆとりある生活を送れるでしょう。

 

政令指定都市でもある仙台市は、5つ区から成り立っています。それぞれの区の魅力も紹介しましょう。

 

仙台市青葉区

仙台駅や一番町を始め多くの商店街や商業施設が集まる、仙台の中心部が青葉区です。

一日を通して賑わう繁華街も多いので治安の点で不安かもしれませんが、それはごく一部のエリアのみ。
ほとんどの地域が閑静な住宅街で、夜も街灯がある地域が多いため、子どもや女性の一人歩きでも安心です。

仙台市青葉区に家を建てるいちばんのメリットは、交通の便が良いこと。
JRは東北本線や仙山線、地下鉄の南北線と東西線が通り、各駅からはバス便も充実しています。都心部でも道路が広く、ほかの大都市と比べれば渋滞も少ない街です。

また、子ども医療費助成は小学校3年生までなら無料です。
保育園や幼稚園も多いですが、人口が増えている地域でもあるので一部では競争率が高く、希望する園に入りづらいといった一面もあるようです。

仙台市宮城野区

仙台駅の東口から仙台港まで広がる宮城野区も、子育てしやすい地域が多いとして人気です。
仙台市宮城野区には、プロ野球チームの東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地「楽天生命パーク宮城」や、「仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール」、「仙台うみの杜水族館」など、子どもと一緒に楽しめるレジャースポットがたくさんあります。

このほか、仙台市民の憩いの場である「榴岡公園」は桜の名所としても知られ、花見の時期は多くの人で賑わいます。また、仙台港には「三井アウトレットパーク仙台港」という大型商業施設も、家族連れで賑わいます。

学校と地域のつながりが深いのも宮城野区の特色。
東仙台駅周辺は学校も多く、安全性の意識が高い地域として知られますし、岩切駅や榴ヶ岡駅なども地域が一体となって子どもを守る特色があるようです。

仙台市若林区

仙台市若林区は、仙台駅の南東部から長浜にかけて広がるエリアです。
中央卸売市場があることから、卸売業や運輸業などが盛んで、東北地方の流通拠点でもあります。

少し郊外に行くと田園エリアも広がっており、農業が盛んな地域としても有名です。

不動産業界において若林区は、今後発展が見込めるエリアとして注目を集めている地域でもあります。
その要因が、2015年に開業した地下鉄東西線。

開業前は仙台駅までバスで1時間というエリアも地下鉄の開業で15分圏になり、アクセスが大きく改善しました。
加えて、丘陵地も少ないため平坦で暮らしやすい土地が広がっており、これから人口が増えていくのではないかと期待されています。

子育て支援の動きも活発で、「輪っ!かばやし子育て応援団」という地域グループによる子育て情報交換会もあります。

仙台市太白区

仙台市の副都心・長町エリアをはじめ、閑静な住宅街が広がる太白区。西は山間部となっており、秋保温泉があるのも太白区です。

住宅地として人気があるのは、長町駅周辺。
JRと地下鉄いずれも利用可能で、仙台駅まで5分という利便性に加え、駅前には「ララガーデン長町」や「ザ・モール 仙台長町」などの商業施設も充実。
病院や図書館、児童館、子育て支援施設なども揃っています。

太白区は、市民一人あたりの犯罪発生件数が少なく治安が良いことでも知られます。
長町南駅(地下鉄)、太子堂駅(JR)の周辺は夜でも街灯が明るくため、子どもや女性の一人歩きでも安心でしょう。
比較的に若い人が多い地域でもあり、転勤族や宮城県に初めて移住される方にも人気のある地域です。

仙台市泉区

仙台市の北部に広がる泉区は、街と自然がほどよく調和した地域として人気です。
七北田公園、水の森公園などの大きな公園や、「イズミティ21」「ユアテックスタジアム仙台」「のびすく泉中央」などスポーツを楽しめる複合施設も多く、市民のレジャーに欠かせない存在でもあります。

住宅地で人気があるのは、泉中央駅の周辺。南北線の始発駅ですから、座って通勤・通学できるのも便利。
駅周辺には商業施設や病院、区役所、警察なども近く安心して過ごせそうです。

医療費助成も充実しており、泉区は18歳までの医療費が無料なのも、育児世代に人気の理由でしょう。

石巻市

石巻市は仙台市から車で1時間少々のところにある、宮城県第二の都市です。
世界三大漁場の一つである三陸沖で取れた魚を水揚げする港町として栄え、水産業や造船業、製紙パルプ業などが盛んな地域でもあります。
海にも山にも近く、ほどよい便利さもありますので、子どもをのびのび育てるのに適した環境が石巻市の魅力です。

石巻市には市内12ヵ所に「地域子育て支援センター」を設置しており、妊娠出産や育児に関する相談をメールや電話などで支援しています。

また、「石巻市子育てタウン」という子育て応援のホームページでは、育児に関する行政サービスや病院の情報などを提供しています。

大崎市

東北新幹線「古川駅」を中心に東西に広がる大崎市は、宮城県で三番目に人口の多い都市です。
街の中心部は商業が盛んで、その周辺に工場や農村地域が広がるほか、こけしで有名や鳴子温泉があるのも大崎市です。

教育熱心な地域としても知られ、東北大学を始め有名大学への進学率が高い高校もあります。

大崎市には、「子育てわくわくランド」という施設があり、託児や子育ての相談ができるほか、出産前後で手伝ってほしいことがある場合、育児や家事をサポートしてくれるヘルパー派遣サービスも実施しています。

名取市

東洋経済の「住みやすさランキング」で、東北エリアでは8年連続1位に輝いた実績のある名取市。

仙台空港アクセス線で仙台駅まで13分という立地に加え、イオンモールやトイザらスといった大型商業施設に近いこと、大通りは街灯が整備され夜でも明るくて治安も良いことなどが、人口が増えている一因となっているようです。
イオンモールには、未就学児の子と保護者が自由に利用できる子育て支援拠点施設「cocoI’ll(ここいる)」があり、毎日多くの親子連れが利用しています。

また、私立幼稚園に通う子ども1人につき年間6,000円を支援があったり、突発的な病気の子どもを看護士や保育士が一時的に預かってくれたりといった行政サービスも充実しています。

多賀城市

仙台市の北東部に隣接し、仙台駅まで20分ほどでアクセスできる多賀城市も、人気のベッドタウンです。
近年は多賀城駅の周辺を始め発展が著しいエリアですが、公園や自然も多く、子育て環境には適した街でしょう。

多賀城市では、2019年の10月より「たがじょう子育てほっとライン」というサービスを始めています。
このサービスは、妊娠中や子育てに奮闘されている方のさまざまな悩みを、保健師や助産師、栄養士、歯科衛生士などの専門家が電話やメールで応じてくれるというもの。
不安なことや心配なことを、育児のプロが回答してくれるので心強いサービスでしょう。

子育てホットラインは、市役所の窓口でも受け付けています。

宮城県の子育て世代は必見!「みやぎ子育て支援パスポート」

国と自治体が連携した「子育て支援パスポート事業」という制度をご存じでしょうか?
この制度では、地域の協賛店舗が育児に関するさまざまなサポートサービスを提供するというもので、宮城県でも「みやぎ子育て支援パスポート」という事業を展開しています。

具体的には、「みやぎっこ応援の店」に登録しているお店を利用すると、商品の割引やプレゼント、授乳室やおむつ替え台の利用など、さまざまなサービスが受けられます。
登録店は飲食店や食料品店、クリーニング店など多様なお店。利用できるのは、妊婦および18歳以下の子どもがいる家庭で、事前に「みやぎ子育て支援パスポート」のウェブサイトで登録する必要があります。

まとめ

宮城県には35の市町村がありますが、いずれの市町村に住んでいても仙台市にアクセスしやすく、利便性が高くて暮らしやすいというのも特徴の一つです。

地理的にも仙台市は宮城県の中央部に位置し、新幹線や高速道路など移動手段もいろいろあります。
移住を検討されている方は、自然も豊かで子どもがのびのびと育つ環境が充実している宮城県を選択肢のひとつにしてみてはいかがでしょうか。

コラム監修者情報

木場昌也

二級建築士/ 1級施工管理技士
【現場管理】注文住宅・店舗 110棟
【販売】注文住宅 79棟

入社歴23年。8年現場監督経験を経て営業職に。
震災後は県内の品質管理、着工数の平準化を図るため工事管理職に従事。また注文住宅の安定供給、品質賞の受賞に携わる。
その後、ZEH普及、高気密・高断熱商品の開発、販売、店長職を兼任。

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